上付き・下付き

ここでは LaTeX で上付き文字・下付き文字 (添字) を出力する方法を紹介します.
(ここで紹介するコマンドはすべて数式モードで使用可能なコマンドです.)


上付き文字 (superscript)

LaTeX で上付き文字を出力するには以下のように ^上付き文字 の形式で書きます. 上付き文字にしたい文字が複数ある場合は ^{上付き文字} のように { } でくくります.

LaTeXサンプル

\begin{eqnarray*}
  && x = a^2 \pi \\
  && y = a^{2 \pi}
\end{eqnarray*}

LaTeXサンプルの実行結果

y = a^{2 \pi}

下付き文字 (subscript)

LaTeX で下付き文字を出力するには以下のように _下付き文字 の形式で書きます.下付き文字にしたい文字が複数ある場合は _{下付き文字} のように { } でくくります.

LaTeXサンプル

\begin{eqnarray*}
  && p_n(x_0) = f(x_0) \\
  && d_{ij} = f[x_i,x_{i+1},\cdots,x_{i+j}]
\end{eqnarray*}

LaTeXサンプルの実行結果

d_{ij} = f[x_i,x_{i+1},\cdots,x_{i+j}]

上付き文字と下付き文字の組み合わせ

上付き文字と下付き文字を組み合わせる場合は,上付き文字と下付き文字の順番と { } で囲む範囲によって出力内容が変わります.
以下に上付き文字と下付き文字の組み合わせ例を示します.

出力 コマンド 出力 コマンド
x^2_0 x^2_0 {x^2}_0 {x^2}_0
x_0^2 x_0^2 {x_0}^2 {x_0}^2
x^{y^2} x^{y^2} x_{y_0} x_{y_0}
x^{y_0} x^{y_0} x_{y^2} x_{y^2}

LaTeX使いの必読書

LaTeXでレポートや論文を書く際に読んだ本です.よかったら参考にしてみてください.

[改訂第9版]LaTeX美文書作成入門

LaTeXの参考書としては最高の書籍です.
著者が日本におけるTeXの第一人者である奥村先生ということもあり,非常に信頼性と質が高く,LaTeXのノウハウが詰まっています.