積分

ここでは LaTeX で積分記号を出力するための方法を紹介します.
(ここで紹介するコマンドはすべて数式モードで使用可能なコマンドです.)


積分 (integral)

LaTeX で積分記号を出力するには \int コマンドを使用します.

LaTeXサンプル

\[
  \int_a^b f(x) dx
\]

LaTeXサンプルの実行結果

\int_a^b f(x) dx

重積分 (multiple integral)

LaTeX で2重積分を出力するには amsmath パッケージの \iint コマンドを使用します. また,3重責分を出力するには \iiint コマンドを, 4重責分を出力するには \iiiint コマンドを使用します.

LaTeXサンプル

% パッケージ
\usepackage{amsmath}

\begin{eqnarray*}
  && \iint_D f(x,y) dxdy \\
  && \iiint_D f(x,y) dxdy \\
  && \iiiint_D f(x,y) dxdy
\end{eqnarray*}

LaTeXサンプルの実行結果

\iint_D f(x,y) dxdy

amsmath パッケージを使用したくない場合は,\int コマンドを複数回使用して積分記号を連続して書きます.ただし,そのまま \int \int というように書くと積分記号の間が開いてしまいます.そこで \! を2〜3回使用することで間を狭めます.

LaTeXサンプル

\begin{eqnarray*}
  && \int \!\!\! \int_D f(x,y) dxdy \\
  && \int \!\!\! \int \!\!\! \int_D f(x,y) dxdy \\
  && \int \!\!\! \int \!\!\! \int \!\!\! \int_D f(x,y) dxdy
\end{eqnarray*}

LaTeXサンプルの実行結果

\int \!\!\! \int_D f(x,y) dxdy

周回積分 (contour integral)

LaTeX で周回積分を出力するには \oint コマンドを使用します.

LaTeXサンプル

\[
  \oint_L \mathbf{A} \cdot d\mathbf{r}
\]

LaTeXサンプルの実行結果

\oint_L \mathbf{A} \cdot d\mathbf{r}

LaTeX使いの必読書

LaTeXでレポートや論文を書く際に読んだ本です.よかったら参考にしてみてください.

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