上線・下線
ここでは LaTeX で上線・下線を出力するための方法を紹介します.
(ここで紹介するコマンドはすべて数式モードで使用可能なコマンドです.)
上線 (Overline)
LaTeX で上線を出力するには \overline コマンドを使用します.
LaTeXサンプル
\[
\overline{A} + \overline{B}
\]
LaTeXサンプルの実行結果

たとえば \overline{A} \overline{B} とすると, 上線がくっついてしまいます. これを避けるためには,文字の間を少し空けるか \bar コマンドを使用します.
LaTeXサンプル
% 通常
\[
\overline{X} = \overline{A}\overline{C} + \overline{B}\overline{C}
\]
% 文字の間を少し空ける方法
\[
\overline{X} = \overline{A} \ \overline{C} + \overline{B} \ \overline{C}
\]
% \bar コマンドを使用する方法
\[
\bar{X} = \bar{A}\bar{C} + \bar{B}\bar{C}
\]
LaTeXサンプルの実行結果

下線 (Underline)
LaTeX で下線を出力するには \underline コマンドを使用します.
LaTeXサンプル
\[
\underline{A + B}
\]
LaTeXサンプルの実行結果

LaTeX使いの必読書
LaTeXでレポートや論文を書く際に読んだ本です.よかったら参考にしてみてください.
LaTeXの参考書としては最高の書籍です.
著者が日本におけるTeXの第一人者である奥村先生ということもあり,非常に信頼性と質が高く,LaTeXのノウハウが詰まっています.