LaTeXコマンド集

絶対値

ここでは LaTeX で絶対値を記述するための方法を紹介します． (ここで紹介するコマンドはすべて数式モードで使用可能なコマンドです．)

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絶対値 (absolute value)

|x| 形式

LaTeX で絶対値を記述する場合は，数式を | (パイプ) で囲めばOKです．

LaTeXサンプル

\[
  |x|
\]

LaTeXサンプルの実行結果

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||x|| 形式

LaTeX で絶対値を ||x|| のように 2 重のパイプで記述する場合 (ユークリッドノルムなど) は \| で数式を囲みます．

LaTeXサンプル

\[
  ||x|| %単純にパイプを2つ並べた場合
\]
\[
  \|x\| %\| \|で囲んだ場合
\]

LaTeXサンプルの実行結果

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abs(x) 形式

LaTeX で絶対値を abs(x) のような形式で出力したい場合は，\mathrm コマンドを使用して，関数 "abs" をローマン体にします．

LaTeXサンプル

\[
  abs(x) %absをそのまま書いた場合
\]
\[
  \mathrm{abs}(x) %absをローマン体にした場合
\]

LaTeXサンプルの実行結果

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絶対値記号の高さを数式の高さに合わせる

分数などの高さが高い数式を単純に | (パイプ) で囲ってしまうと，見栄えがよくありません．このような場合は \left| 数式 \right| の形式で記述します．

LaTeXサンプル

\[
  | \frac{x}{y} | %単純にパイプで囲んだ場合
\]
\[
  \left| \frac{x}{y} \right| %\left| \right| で囲んだ場合
\]

LaTeXサンプルの実行結果

LaTeX使いの必読書

LaTeXでレポートや論文を書く際に読んだ本です．よかったら参考にしてみてください．